2012年12月20日
「滋賀の文化財講座」打出のコヅチ 第8回 近江の高麗仏画

近江の仏画だけでなく、高麗仏画の概要の説明もあり興味深く聞いてきました。
高麗仏画は高麗時代(918-1392)に制作され、現在確認されているのは150点程度でその殆んどは日本に伝来しているそうです。
又、研究が始まってまだ30-40年しか経っていないそうで、以前は中国の仏画と見なされていたようです。
高麗仏画の特色は図像的には阿弥陀如来、水月観音、地蔵菩薩が殆んどで、華厳思想の影響を受けており、如来像では金泥による胸元の卍文と両掌に千輻輪文をあらわす事を常としているとの事です。
そういえば、いつ何処では記憶に残っていませんが胸元に卍のある仏画を見たことがあります。
そのほか水月観音像では薄いベールで覆っていたり帽子を被った被帽地蔵など、日本にはあまり無い特色があります。
近江に伝来する高麗仏画は大津市聖衆來迎寺の水月観音像、滋賀院の阿弥陀八大菩薩像、東近江市石馬寺の薬師如来像の3点が確認されているそうです。
画像(wikipediaより)は、佐賀県の鏡神社所蔵の「楊柳観音像(水月観音とも言う)」で5mもある代表的な高麗仏画です。
来年の講座も楽しみにしていますが、4月からなので待ち遠しいです。
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Posted by 爺爺の手習い at 20:51│Comments(0)
│歴史散歩
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