爺爺の手習い

少し涼しくなり、第一工房（ガレージ）も蚊取り線香を焚けば何とか使えるので竹の名刺入れを作ってみました。

広島の「竹の花入れ工房」の幸竹さんから寸法入りの画像を頂いていたのですがパーツの点数が多いのと初めてなので結構大変でした。


完成（一応(^_^;))

あまり良い竹ではないので近々染めてみるつもりです。



内装はビニールレザーです。
最初、カバンを解体した皮を使ってみましたが、厚さが2ミリ程度あり上手くいきませんでした。
仕方が無いので内張りのビニールレザーを使いましたが、寸法が足りません。



制作過程（作り方）
今回の画像はクリックすると大きくなります。
幅広板、中の前面分3枚忘れていましたので追加しました。
又、横幅105ミリで作りましたが100ミリでも大丈夫です。（11/14加筆）


１．パーツの作成

同じパーツを何枚も作らないといけないので以前にノミで作った厚さ決めにガイドを付け、ノミを裏返し巾決めもできるようにしてみました。

何枚も作るなら、もう少しまともな治具を作る必要がありそうです。




縁取り（角取り）もカッターナイフの折れた刃を2枚、100均で買った蝶番にV字に挟みクランプで固定して作ってみました。




小さな薄い板を切るときは金切鋸を使っています。（安いので）
刃厚とアサリで1ミリ程の溝になりますが刃が細かいので細工しやすいです。
小細工用の鋸を買えば良いのですが・・・









なんとか切り終えました。
正確に寸法出しをして切りそろえましたが、多少凸凹します。
竹板をタコ糸で束ねてペーパーで長さ調整をしました。


２、組み立て

竹板は仮止めテープで固定してから接着すると上手くいきました。

仮止めテープは100均でも売っていますがあまりよくないので、DIYで買う方が良いです。

上の板は平行を取るために挟んでいます。


接着はすべて木工ボンドを使用しました。

底板と横板の接着は直ぐに乾かないし、結構難しいです。

輪ゴムで固定しようかと思いましたが上手くいかず、両端に重いものを置いて挟みました。


扉側は幅広6枚+巾細6枚+幅広6枚を並べ、これも仮止めテープで固定。
裏面にビニールレザーを貼って乾かしてから本体に接着しました、
注）全長（横方向）が130ミリの時に横板の長さが63ミリになります。
この時は幅広板6枚で作っていますが、全長が130ミリなら一枚の幅を広げ枚数を少なくしてもOKです。（11/14加筆）



最後に表裏4か所に補強のため竹ピンを入れました。

1.2ミリのドリル刃をピンバイスに付け、慎重に穴を開けます。

細く丸く削った竹に木工ボンドを塗り、軽く打ち込みます。



あまり出来は良くありませんが、初めてなので・・・^^;
３個分位のパーツを作成していますので何個か作って練習してみます。
１００均にビニールレザー売っているかなぁ〜。