2013年10月08日
初秋の歴史探訪 湖南三山と蓬莱庭園を巡る
10月6日 台風23号の進路もそれ、天気に恵まれた初秋の湖南三山と蓬莱庭園を名古屋のいつものメンバーと巡ってきました。
何時もは湖北方面が多いのですが今回は、湖南の天台宗の古刹を探訪しました。
本当はもう少し後の紅葉の時期に行くと綺麗なのでしょうが、我がグループは(悲しいかな)歴史探訪。

待ち合わせは草津線三雲駅、草津から先は初めて乗るので少しワクワクです。
草津駅2番線からグリーンの電車に乗る。
湖南三山
湖東三山に対抗したわけではないでしょうが、平成16年石部町と甲西町が合併し湖南市ができた翌17年に観光事業に本腰を入れ、国宝の建築物がある常楽寺、長寿寺、善水寺の天台三古刹を湖南三山と呼ぶことにしたそうです。
長寿寺
本堂

奈良時代後期、聖武(しょうむ)天皇の勅願によって良弁が創建したと伝えられています。
聖武天皇は信楽宮より鬼門に当たるこの寺に皇女誕生にちなむ子安地蔵尊を行基菩薩に刻ませて本尊とし、皇女の長寿を願い長寿寺と言う寺号を送ったのとのことです。
当日は神奈川から観光バスで信者さんがお参りに来ていましたので人が一杯でしたが、普段は静かなところだと思います。
弁天堂 白山神社 拝殿


本殿向かって左上にある、長寿寺の鎮守社 白山神社の拝殿は四方が格子ですっきりした建物で私の好きな建築物です。
又、この左後方に信長の菩提寺に移築された三重塔跡があり芯柱の基礎石が残っていました。
常楽寺
長寿寺とは同じ地区にあり歩いてでも来れる近さです。
本堂と後ろに三重塔
奈良時代中期に良弁が開いた阿星山五千坊(あぼしやま)の中心であり、平安時代初期には長寿寺とともに歴代天皇の尊崇が厚かったといいます。
天皇の勅願寺で檀家はなく無住職時代もあり、平成17年の湖南三山立ち上げまでは一般公開していなかったそうで、今でもご住職一人で切盛りされているそうです。
本尊の秘仏千手観音菩薩坐像は一般公開していませんが横に並ぶ二十八部衆は見応えがあります。
三重塔

本堂向かって左上に悠然とそびえる三重塔はバランスのよい美しい塔です。
11月後半の紅葉の時期に来れば最高の被写体だと思います。
塔は本来仏舎利を安置する建物ですが天台宗では法舎利(法華経)を安置し、法華経の功徳による国家安泰、護国豊穣を願ったそうです。
裏山は近江西国三十三観音石仏を祀ってあり、ご住職がご自分で掘られた溜め池やもみじの植樹などご苦労の後を見ながらゆっくりと寺内を散策しました。
善水寺
磨崖不動明王尊(善水寺のパンフにあるので末寺か?)


岩根の里から細い山道を善水寺に向かうと左手に磨崖不動明王尊 不動寺の案内板と今にも落ちそうな巨岩が見える。
案内には不動寺(黄檗宗)は延暦年間に弘法大師が創建されたとあり、お堂にもたれ掛るように磨崖仏が刻まれた巨岩があります。
舞台づくりのお堂から格子越しに拝むことができるようになっていました。
善水寺 本堂


奈良時代の和同年間に開創し、平安時代の初め桓武天皇が病に臥せった際に、この寺の湧き水を飲んで治癒したという言い伝えから、岩根山善水寺の寺号を賜わったといわれています。
お寺につくと本堂から琵琶の音が聞こえてきました。
こんな所で録音テープを流さなくてもいいのにと思ったら本物でした。
音合わせをしていましたので近々琵琶の演奏会があるのでしょう。
ご住職が本堂をご丁寧に案内してくれました。
山門が洪水で流れたため外陣に二体の仁王像、圧巻の迫力です。
内陣へ進むと、梵天・帝釈天・四天王・十二神将が祀られており、詳しく説明を聞くことが出来ました。
善水はペットボトルに詰め頂いて帰りました。
なんか勿体なくて冷蔵庫に入れたままです。
大地寺 蓬莱庭園

臨済宗妙心寺派の寺院で奈良時代末期に僧行基によって創建された古刹。
四つの大きな溜め池、心字(しんじ)の池を造り、そのほぼ中央に本堂を立てたのが寺の始まりとされています。
境内には、美しいさつきの刈り込みで名高い鑑賞式枯山水庭園、「蓬莱庭園」がある。
本堂には行基作といわれる「一刀三礼の釈迦丈六坐像」の大仏。
床は四半畳敷きの瓦で珍しく私は初めての経験です。
蓬莱庭園


非常に落ち着くいい庭園ですが、私は人工的に作られた感じを少し強く受けました。
同じ小堀遠州作でも5月に行った近江孤篷庵庭園のように自然に近い庭園が好きです。
今回は4か寺ともに近くに纏まっていたのでゆっくりのんびりと巡ることが出来ました。
湖東三山とは規模が違うがひっそりと落ち着いた良さがあり、古刹の地味な国宝の力強さを感じた。
午後4時45分集合場所の三雲駅で皆と別れる。
何時もは湖北方面が多いのですが今回は、湖南の天台宗の古刹を探訪しました。
本当はもう少し後の紅葉の時期に行くと綺麗なのでしょうが、我がグループは(悲しいかな)歴史探訪。
待ち合わせは草津線三雲駅、草津から先は初めて乗るので少しワクワクです。
草津駅2番線からグリーンの電車に乗る。
湖南三山
湖東三山に対抗したわけではないでしょうが、平成16年石部町と甲西町が合併し湖南市ができた翌17年に観光事業に本腰を入れ、国宝の建築物がある常楽寺、長寿寺、善水寺の天台三古刹を湖南三山と呼ぶことにしたそうです。
長寿寺
本堂
奈良時代後期、聖武(しょうむ)天皇の勅願によって良弁が創建したと伝えられています。
聖武天皇は信楽宮より鬼門に当たるこの寺に皇女誕生にちなむ子安地蔵尊を行基菩薩に刻ませて本尊とし、皇女の長寿を願い長寿寺と言う寺号を送ったのとのことです。
当日は神奈川から観光バスで信者さんがお参りに来ていましたので人が一杯でしたが、普段は静かなところだと思います。
弁天堂 白山神社 拝殿
本殿向かって左上にある、長寿寺の鎮守社 白山神社の拝殿は四方が格子ですっきりした建物で私の好きな建築物です。
又、この左後方に信長の菩提寺に移築された三重塔跡があり芯柱の基礎石が残っていました。
常楽寺
長寿寺とは同じ地区にあり歩いてでも来れる近さです。
本堂と後ろに三重塔
天皇の勅願寺で檀家はなく無住職時代もあり、平成17年の湖南三山立ち上げまでは一般公開していなかったそうで、今でもご住職一人で切盛りされているそうです。
本尊の秘仏千手観音菩薩坐像は一般公開していませんが横に並ぶ二十八部衆は見応えがあります。
三重塔
本堂向かって左上に悠然とそびえる三重塔はバランスのよい美しい塔です。
11月後半の紅葉の時期に来れば最高の被写体だと思います。
塔は本来仏舎利を安置する建物ですが天台宗では法舎利(法華経)を安置し、法華経の功徳による国家安泰、護国豊穣を願ったそうです。
裏山は近江西国三十三観音石仏を祀ってあり、ご住職がご自分で掘られた溜め池やもみじの植樹などご苦労の後を見ながらゆっくりと寺内を散策しました。
善水寺
磨崖不動明王尊(善水寺のパンフにあるので末寺か?)
岩根の里から細い山道を善水寺に向かうと左手に磨崖不動明王尊 不動寺の案内板と今にも落ちそうな巨岩が見える。
案内には不動寺(黄檗宗)は延暦年間に弘法大師が創建されたとあり、お堂にもたれ掛るように磨崖仏が刻まれた巨岩があります。
舞台づくりのお堂から格子越しに拝むことができるようになっていました。
善水寺 本堂
奈良時代の和同年間に開創し、平安時代の初め桓武天皇が病に臥せった際に、この寺の湧き水を飲んで治癒したという言い伝えから、岩根山善水寺の寺号を賜わったといわれています。
お寺につくと本堂から琵琶の音が聞こえてきました。
こんな所で録音テープを流さなくてもいいのにと思ったら本物でした。
音合わせをしていましたので近々琵琶の演奏会があるのでしょう。
ご住職が本堂をご丁寧に案内してくれました。
山門が洪水で流れたため外陣に二体の仁王像、圧巻の迫力です。
内陣へ進むと、梵天・帝釈天・四天王・十二神将が祀られており、詳しく説明を聞くことが出来ました。
善水はペットボトルに詰め頂いて帰りました。
なんか勿体なくて冷蔵庫に入れたままです。
大地寺 蓬莱庭園
臨済宗妙心寺派の寺院で奈良時代末期に僧行基によって創建された古刹。
四つの大きな溜め池、心字(しんじ)の池を造り、そのほぼ中央に本堂を立てたのが寺の始まりとされています。
境内には、美しいさつきの刈り込みで名高い鑑賞式枯山水庭園、「蓬莱庭園」がある。
本堂には行基作といわれる「一刀三礼の釈迦丈六坐像」の大仏。
床は四半畳敷きの瓦で珍しく私は初めての経験です。
蓬莱庭園
非常に落ち着くいい庭園ですが、私は人工的に作られた感じを少し強く受けました。
同じ小堀遠州作でも5月に行った近江孤篷庵庭園のように自然に近い庭園が好きです。
湖東三山とは規模が違うがひっそりと落ち着いた良さがあり、古刹の地味な国宝の力強さを感じた。
午後4時45分集合場所の三雲駅で皆と別れる。
風呂混合栓 水漏れ修理をするがスッキリしない。
一つの木に赤白ピンクの花が咲いている
ペットボトルで作るマスクフレーム
笑門来福
スマホのアンテナが立たない、電波の入りが悪い原因
最近の食パンは、カビが生えないの?
大津市 新型コロナのワクチン接種予約をしてみて感じた疑問点など
殺菌灯(紫外線UVC)で新型コロナウイルス対策
一つの木に赤白ピンクの花が咲いている
ペットボトルで作るマスクフレーム
笑門来福
スマホのアンテナが立たない、電波の入りが悪い原因
最近の食パンは、カビが生えないの?
大津市 新型コロナのワクチン接種予約をしてみて感じた疑問点など
殺菌灯(紫外線UVC)で新型コロナウイルス対策
この記事へのコメント
こんにちは。。。
歴史を楽しんでおられるなんていいですね!!
私にはうらやましい限りです。。。
昨年常楽寺・長寿寺の紅葉を楽しみましたが
善水寺は久しく出かけていません・・・。
また大地寺はサツキの時期をと思っているのですが
人出も多そうでまだ出かけてはいません・・・
楽しみをとっておくと期待が大きくなるでしょうか・・・?
滋賀の社寺は文化財を近くで見ることも出来、また
しっくりと自然の中に溶け込んで風情があるので好きです。
またアップされるのを楽しみにしています。
歴史を楽しんでおられるなんていいですね!!
私にはうらやましい限りです。。。
昨年常楽寺・長寿寺の紅葉を楽しみましたが
善水寺は久しく出かけていません・・・。
また大地寺はサツキの時期をと思っているのですが
人出も多そうでまだ出かけてはいません・・・
楽しみをとっておくと期待が大きくなるでしょうか・・・?
滋賀の社寺は文化財を近くで見ることも出来、また
しっくりと自然の中に溶け込んで風情があるので好きです。
またアップされるのを楽しみにしています。
Posted by 森の妖精
at 2013年10月09日 11:59

森の妖精さん こんにちは。
何時も有り難うございます。
天気が良かったので楽しめました。
紅葉の季節に行くともっと綺麗だと思います。
昔(40年前)と比べると山を削って大型の駐車場が出来ていたりで観光寺化していましたが、維持するためには仕方ないのでしょうね。
何時も有り難うございます。
天気が良かったので楽しめました。
紅葉の季節に行くともっと綺麗だと思います。
昔(40年前)と比べると山を削って大型の駐車場が出来ていたりで観光寺化していましたが、維持するためには仕方ないのでしょうね。
Posted by 爺爺の手習い
at 2013年10月09日 14:37

★★★ロシア語のスパムが多いので暫くは会員のみにしています。★★★