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ただいま2~3ヶ月に1回程度の不定期更新です(^-^;

2013年07月30日

無動寺明王堂から葛川明王院へ

毎年7月16日~20日に葛川明王院で行われる葛川参籠(夏安居)を見に行きたかったのですが予定が合わず、一週遅れで土曜日に無動寺明王堂と葛川明王院へ行ってきました。

どちらも比叡山延暦寺の僧、相応和尚(そうおうかしょう)が開いた修験道場で天台回峯行の重要な旧跡です。

今回はいつものメンバーに大将を親のように慕う若夫婦が同行しました。


無動寺明王堂では毎日11時から始まる護摩供で皆でお経を唱えお加持もうけてきました。

そのあと昼食の接待、お斎(とき)を受け光永圓道阿闍梨のお話をしばし聞かせていただきました。

又、若夫婦にお言葉を頂き、記念の写真も快く撮らせて頂きました。



護摩供とお加持のあとお斎を受けました。(お土産に大きな桃までついていました。)
無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ

無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ





明王堂で長居をしたので急いで湖西道路を北上、途中越えから鯖街道(国道367)を北上。
今はこんなところ(失礼!)まで大津市とは驚きである。

明王院がある葛川は比良山脈の西麓にあり、標高も高いのでこの時期でも涼しい。



まずは明王院の鎮守の地主(じしゅ)神社へ
奥が本殿、手前が幣殿で本殿は県内唯一の三間社春日造で共に重要文化財
無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ

無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ






地主神社の横の明王谷にかかる赤い三宝橋の向こうが明王院
大将の話では、この橋が結界、橋中央で谷に向かって柏手を打ってから渡るのだそうだ。
左手に政所、右手に明王院があり石段下に護摩堂、石段上に本殿がある。
無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ

無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ






本堂では毎年7月18日夜、行者らが太鼓から飛び下り、滝つぼに飛び込むさまを表す伝統の「太鼓まわし」が行われる。
床の上で力強く回転させたあと行者が太鼓の上から繰り返し勢いよく飛び下りるそうだ。
本堂の中央右寄りの床に太鼓を激しく回転させた後が残っている。
無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ

無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ      無動寺明王堂から葛川明王院へ無動寺明王堂から葛川明王院へ

行者らは、参籠行事の間は三宝橋の対岸にある地主神社に参る以外は境内から一歩も外に出られない夏安居を続ける。
「太鼓まわし」のあと、19日に明王院の東側上流にある三の滝で修業し20日午前に明王院を後にして、5日間にわたる行事の幕を下ろすそうだ。

境内は老杉が生い茂り石垣や灯篭に苔がむしてなにか霊気が漂っているように思える。

確かに白洲正子の愛した隠れ里である。




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Posted by 爺爺の手習い at 20:01│Comments(8)ブログ歴史散歩
この記事へのコメント
一日で無動寺から明王院まで廻られたとのことタフですね。明王院は改築工事が終わったとのことで、私も一度尋ねたいと考えているのですが実現していません。
先日伊崎寺で聞いたのですが、現在千日回峰に挑戦中の行者さんがいるようですね。
Posted by 吉祥吉祥 at 2013年07月31日 07:47
吉祥さん おはようございます。

夏安居の間に行って阿闍梨さんを見たかったのですが また、来年挑戦します。
明王院は初めてでしたが綺麗に補修され、霊気漂う修行道場そのものでした。
私たちは車ですが、この時期東海道を歩かれる吉祥さんもお元気ですね。
(誤字がありましたので再掲しました)
Posted by 爺爺の手習い爺爺の手習い at 2013年07月31日 17:32
先日戴いた竹製ペーパーナイフ重宝しております、これはちょっと差し上げるのにいいです!次回までに数本注文しておきま~す。

葛川夏安居中、地主神社の法華懴法を聞きたかったねですね・・・、声明とも少し違う節回しとリズムは圧巻です!相応和尚もこの地の思古淵の神に懴法したのでしょうね。根本中堂の法華懴法とも違うと阿闍梨さんも言ってみえましたね。

早朝の三宝橋は山からの風を感じてまさに結界を見ます!葛野常喜さんが先年亡くなったとは聞いてましたが、奥様が気丈にも政所を守ってらっしゃるのは本当によかった。息子さんが跡を継ぐとのこと…。夏安居は坊村というこの地の人々がその下働きをもってして支えておられる。伝統とは厳しさ故何故か美しいものですね。

近江は何処へ足を踏み入れても歴史があり、守っている人々がいて、何気なく暮らしてる人々がいる。
Posted by がり at 2013年07月31日 18:37
がりさん こんばんは

中々行けないところへ行けてよかったです。
堂守(信徒総代)を千年以上にわたって代々務めている葛野家もすごいですね。
来年は夏安居の間に行って法華懴法を聞きましょう。
ペーパーナイフは竹の材料が無いので暫らく時間がかかります。
Posted by 爺爺の手習い爺爺の手習い at 2013年07月31日 20:16
おはようございます

途中峠から朽木へ向かう鯖街道の山々 四季折々素敵な景色を楽しめ
年に何回も通る好きな道です。
明王院も一度参拝しました スケッチもさせて頂きました~^^

橋中央で谷に向かって柏手  今度は忘れずに柏手をして渡らせて頂きます。
「太鼓まわし」も初めて知りました。
Posted by パルパル at 2013年08月03日 10:59
 
 こんばんは。。。
素敵なところへ出かけて来られましたね!!

 明王院あたりの景色はとても厳粛な空気を感じることができて
大好きな空間です。
 いつも武奈ケ岳へ登るときは表側からよりはここからスタートする
ほうが好きでいつかゆっくりここだけを散策したいと思っています。
 どの季節に出かけても素晴らしい様子が浮かんできます。

 いつも刺激をいただきまして有難うございます。。。






 
Posted by 森の妖精森の妖精 at 2013年08月03日 20:56
パルさん コメント有り難うございます。
鯖街道は40年ほど前に1度通っただけでしたが、ほとんど変わっていないような気がします。
雪の季節にも行ってみたいところですね!
パルさんは信州方面というイメージを勝手に抱いていましたが色々いかれてうらやましいです。
Posted by 爺爺の手習い爺爺の手習い at 2013年08月04日 11:52
森の妖精さん コメント有り難うございます。
明王院は一度は行ってみたいところでした。
三宝橋の袂に比良山登山口の案内がありましたが、ここから登られたのですね。
三の滝あたりは岩場と聞いていますが素人にも登れるのでしょうか。
この暑い時期での山登りお元気ですね。
Posted by 爺爺の手習い爺爺の手習い at 2013年08月04日 12:02
★★★ロシア語のスパムが多いので暫くは会員のみにしています。★★★
 
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