爺爺の手習い

京都駅から北東に10分程歩くと東本願寺の別邸、渉成園（しょうせいえん）があります。
東本願寺からは、正面通りを東へ150m行った突き当りです。

前から気になっていたので、今回初めて中へ入ってみました。
中へ入ると公園のような広い庭園で駅近くにこんなところがあるのが不思議な感じがします。
日曜日でしたが、あまり知られていないからか、人はまばらでした。



真宗本廟（東本願寺）の飛地境内地（別邸）で、1641年徳川家光によって第13代宣如上人に土地が寄進され、1653年に詩仙堂などで有名な石川丈山によって書院式の回遊庭園として作庭される。
園内には、渉成園十三景と称される樹石と建物の風雅が各所にほどこされています。





この地は、平安時代初期、嵯峨天皇の第八王子の源融が奥州塩釜の風景を模して作庭した六条河原院の遺跡とも伝えられており、源氏物語の光源氏のモデルではないかと言われる源融の供養塔も残っていますが、六条河原院との関係については、今日では否定的な説が出されており、いまだ確定には至っていないとのです。





現在も門首の隠退所や外賓の接遇所として用いられており、園内には大谷の表札のかかった建物がありました。
背景に京都タワーが写っていますが京都駅近くとは思えないほど静かで良いところでした。
参観料は500円以上の志納と言うことですが500円以上しそうな立派なパンフレットを頂きました。