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ただいま2~3ヶ月に1回程度の不定期更新です(^-^;

2013年11月17日

紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-

紅葉も見ごろとなってきましたが、紅葉前の11月4日の振替休日に、

西濃の紅葉で有名な両界山横蔵寺、谷汲山華厳寺など5社寺を散策してきました。

何時もの名古屋のメンバーでいつもどおり、シーズンを少し外した歴史散歩です。

最近、近江散歩が続いたので今回は西美濃を巡りました。

当日の行程は、大垣→両界山横蔵寺谷汲み山華厳寺→神戸町日吉神社→金生山明星輪寺→篠尾山円興寺→大垣      赤字は飛騨・美濃紅葉33選


両界山横蔵寺
紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-
もみじまつりはもう始まっているのか、通常無料の駐車場も有料となり村人が出て整理していました。

ただ、紅葉は未だとあって人はまばら。
落ち着いた良いお寺で、この時期に来てよかったです。


紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-美濃の正倉院と呼ばれていて薬師如来像をはじめ22体の国の重要文化財が安置されています。

即身成仏したという妙心法師のミイラがありました。
舎利仏は加工手術を全く加えてなく、自然に化身したもので学術的にも貴重な資料と言うことですが、すごくリアルでした。



横蔵寺から車で20分弱走ると次の目的地華厳寺です。



谷汲み山華厳寺
紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-西国33番満願霊場で、「谷汲さん」の愛称で親しまれている華厳寺。
駐車場を出ると参道には7丁半の道標があり、あまり見たことがないくらい長い参道です。
もみじまつりが開催され頃は大変な人出になるそうで見ごろの時期を想像するとぞっとします。

紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-境内に入ると祭日のためか結構な人出でした。

広い境内には笈摺堂・満願堂などあり、結願、満願の霊場として巡礼の参拝だけでなく美濃の人々に親しまれている感じを受けました。


紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-
満願堂の横にはなぜかサルではなく三狸がありました。

”見たぬき、聞たぬき、言たぬき”
あまり語呂が良くないですね(+o+)




参道で遅めの昼食、栗ご飯と山菜うどんセット(味噌田楽付)950円、美味しかったです。


ここで少し話がずれますが同行の女性が最近写真に興味を持ち出して中々良い写真を撮るようになりました。
私のブログにも時々使わせてもらっています。
私みたいに建物だけでなく、下のような写真も撮ってくれます。
紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-


















次は三重の塔がある神社に行きました。


神戸町 日吉神社
紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-
817年に伝教大師が創建された神社で、近江坂本の日吉大権現を主神として7柱の神を祀り、往時は社僧八坊を有し、叡山と共に栄えてきたそうです。

日吉神社という名前だけで近江人の私は親しみを感じます。

伝教大師の神仏混淆垂迹の思想に基づき平安時代に神域に建立されたそうですが、明治の廃仏毀釈が無ければこのようなところが一杯見れたのにと思うと残念です。






金生山明星輪寺
紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-
通称 こくぞうさん と呼ばれ、大垣市赤坂にある丘陵(金生山217m)の山頂にあるが、すそ野は石灰岩の砕石工場がたくさん並びダンプが行きかう工事現場のよう。

本尊の虚空蔵菩薩はあまりよく見えませんでしたが岩屋の中にある彫刻です。



紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-境内からの展望は素晴らしく大垣市内が一望できる。

また、山頂は公園になっており、境内から岩の彫り物がみえます。
案内板には「大自然の巧みな造形によるカルスト台地の縮小版として、無数の奇石・怪石が群立した石灰岩質のカルスト地形を形成しています。」とありました。


本堂に面白い書を見つけもらってきました。

 人生は六十歳から

一、七十歳にてお迎えある時は今は留守と言え
二、八十歳にてお迎えある時はまだ早すぎると言え
三、九十歳にてお迎えある時はそう急がずとも良いと言え
四、百歳にてお迎えある時は時期をみてこちらからぼつぼつ行くと言え

    金生山 こくぞうぼさつ

元は江戸時代の臨済宗の禅僧、仙厓和尚の言葉らしいです。
六十歳は人生の花 が前につきます。


篠尾山円興寺
紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-
今は天台の小さなお寺ですが元々は最澄(伝教大師)が山頂に寺を創建し、聖観音立像を本尊として円興寺と号した古刹です。
山頂の青少年憩いの森遊歩道の案内には元円興寺の堂跡など当時の規模を表す多くの跡地の記入がありました。

紅葉前の紅葉名所古刹を歩く -西美濃-
本堂下を散策していると若い住職さんが声をかけてくださり、寺の縁起などをお聞きしました。
又、天台のお話を大将と専門用語で話していました。
このお寺も飛騨・美濃紅葉33選に選ばれており、紅葉の見ごろではとてもこんなにゆっくりと散策できなかったと思います。


つるべ落としですっかり暗くなり、友人達に感謝しながら17時38分の米原行で帰路に就く

三か寺とも紅葉の頃には、風格ある建物と鮮やかな紅葉のコントラストはため息が出るほど美しいと思います・・・








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Posted by 爺爺の手習い at 21:24│Comments(2)ブログ歴史散歩
この記事へのコメント
真っ赤な紅葉もきれいですが、美濃で見てこられた、黄緑から黄色、オレンジ色の間もステキですね。
この時期の紅葉のグラデーション、大好きです。
Posted by by.sho惑星 at 2013年11月19日 17:39
sho惑星さん こんばんは

コメント有り難うございます。
観光でも行ってみたいのですがゆっくり見れないし
ご住職と話もできないので仕方ないですね。
いつも変わらない新緑のもみじの良さもこの春初めて知りました。
Posted by 爺爺の手習い爺爺の手習い at 2013年11月19日 21:12
★★★ロシア語のスパムが多いので暫くは会員のみにしています。★★★
 
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