2015年11月15日
西教寺から飯室谷不動堂・安楽律院を訪ねる
10月末の秋晴れの日に京阪坂本駅から西教寺、飯室谷不動堂、安楽律院を歩いてきた。
飯室谷不動堂は、名古屋の友人たちと藤波源信阿闍梨の所へ何度か訪ねているが、安楽律院は初めてである。
いつか行こうと思っていたところ、名古屋の友人が9月に車で行きホームページに載せていたので、会社のOB仲間を誘って行ってみることにした。
西教寺までは生源寺の横から穴太衆積みの石垣の道を歩き約20分。
ここで車組と合流し、西教寺に沿ってしばらく住宅地を歩く、後で解るのであるが飯室谷不動堂ではなく安楽律院の案内が目に付く。

飯室谷不動堂は延暦寺五大堂の一つとされ本尊に不動明王立像を安置し、千日回峰行の基点の一つで現代では藤波源信阿闍梨と師匠の酒井雄哉阿闍梨が修行された。
横川恵光坊流飯室回峯の40kmの道程は、無動寺総本坊の玉泉坊流より10km長いそうです。
今回は安楽律院が目的地で、ここはもう一度ゆっくり廻ってみたいと思っている。
全体が霊場であるが慈忍和尚墓周辺などは、比叡山四大魔所の一と言われるだけあって何とも言えぬ雰囲気を醸し出している。
従事の方が犬を散歩させていたが、もしかして酒井阿闍梨が可愛がっていた甲斐犬?


■この道は、中部北陸自然歩道と言うらしい
■奈良坂の分岐があるが入り口から藪で倒木も多いらしいので車道を歩く


■住宅地を抜けると琵琶湖が見えてくる
■県道47号線、車は殆んど通らない


■西教寺から約35分で飯室谷に到着
■左奥が藤波源信大阿闍梨が住職を務める長寿院


■一願不動尊、狛犬は、酒井大阿闍梨に随行したクロとシロを表敬
■参道階段の上突き当りが飯室谷不動堂


■飯室谷不動堂
■鎮護社の赤山明神


■諸病に功徳のある閼伽の明王水
■比叡山四大魔所の一つ慈忍和尚墓(右は松禅院、左は奈良坂)


■松禅院前の穴太衆積みの石垣
■松禅院の門は残念ながら閉まっていた

安楽律院は、横川飯室谷の別所で江戸時代中ごろ天台宗の教学刷新を目指し安楽律という厳しい戒律主義を提唱して復興し、僧侶たちが厳格な修行に打ち込んだ所。
結界を抜けると鬱蒼と茂る木々の中に当時を彷彿させる苔むした見事な石段の参道が続く。
山門を入ると直ぐに大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」のロケ地の案内があった。
また、先週の金曜ロードSHOWで見た「るろうに剣心伝説の最期編」にも使われていた。
これで案内表示が「安楽律院」の理由は分かったが大津市も、もう少し観光に利用すればと思う。
苔むした石段を上ると広々とした趣のある明るい空間が広がっていた。


■飯室谷不動堂の四差路右に安楽律院の案内表示
■階段を少し上るとすぐに山道、7~8分上りが続く


■安楽谷の入り口、結界、「これより心身を清め霊感に触れるように」と書いてあるそうです
■こちらは「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」ですね


■幅広の見事な石畳を降りると再建された山門に到着
■苔むした石段を上ると広々とした境内


■現在の本堂、今でも年4回ほど法要が行われているらしい
■秋の気配は感じるが紅葉しているのはこの木だけ


■本堂などの建物跡の敷石が向かって左(南)側全面に残っている
■手前の黒いところはイノシシがミミズを捕った鼻のあと


■向かって右(北)奥の階段を上ると開祖叡桓や江戸中期に厳しい戒律主義を唱導して復興した霊空、妙立の墓が並んでいる


■妙立大和尚の墓
■開祖叡桓大禅師の墓


■右奥に新しい収納庫らしき建物、この左側には朽ち果て崩れ落ちた建物跡(茶室)
■現在の小さな本堂


■左奥の山すそにある藤原定家の歌碑、京極黄門定家碑となっている
■「ふむだにも縁なるてふ此山の土となる身はたのもしきかな」と刻まれている


■左(南)奥の石仏と石灯篭
■左奥高台にある宝篋印塔


■境内上から見た山門
■苔むした老木
飯室谷不動堂は、名古屋の友人たちと藤波源信阿闍梨の所へ何度か訪ねているが、安楽律院は初めてである。
いつか行こうと思っていたところ、名古屋の友人が9月に車で行きホームページに載せていたので、会社のOB仲間を誘って行ってみることにした。
西教寺までは生源寺の横から穴太衆積みの石垣の道を歩き約20分。
ここで車組と合流し、西教寺に沿ってしばらく住宅地を歩く、後で解るのであるが飯室谷不動堂ではなく安楽律院の案内が目に付く。

飯室谷不動堂は延暦寺五大堂の一つとされ本尊に不動明王立像を安置し、千日回峰行の基点の一つで現代では藤波源信阿闍梨と師匠の酒井雄哉阿闍梨が修行された。
横川恵光坊流飯室回峯の40kmの道程は、無動寺総本坊の玉泉坊流より10km長いそうです。
今回は安楽律院が目的地で、ここはもう一度ゆっくり廻ってみたいと思っている。
全体が霊場であるが慈忍和尚墓周辺などは、比叡山四大魔所の一と言われるだけあって何とも言えぬ雰囲気を醸し出している。
従事の方が犬を散歩させていたが、もしかして酒井阿闍梨が可愛がっていた甲斐犬?


■この道は、中部北陸自然歩道と言うらしい
■奈良坂の分岐があるが入り口から藪で倒木も多いらしいので車道を歩く


■住宅地を抜けると琵琶湖が見えてくる
■県道47号線、車は殆んど通らない


■西教寺から約35分で飯室谷に到着
■左奥が藤波源信大阿闍梨が住職を務める長寿院


■一願不動尊、狛犬は、酒井大阿闍梨に随行したクロとシロを表敬
■参道階段の上突き当りが飯室谷不動堂


■飯室谷不動堂
■鎮護社の赤山明神


■諸病に功徳のある閼伽の明王水
■比叡山四大魔所の一つ慈忍和尚墓(右は松禅院、左は奈良坂)


■松禅院前の穴太衆積みの石垣
■松禅院の門は残念ながら閉まっていた

安楽律院は、横川飯室谷の別所で江戸時代中ごろ天台宗の教学刷新を目指し安楽律という厳しい戒律主義を提唱して復興し、僧侶たちが厳格な修行に打ち込んだ所。
結界を抜けると鬱蒼と茂る木々の中に当時を彷彿させる苔むした見事な石段の参道が続く。
山門を入ると直ぐに大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」のロケ地の案内があった。
また、先週の金曜ロードSHOWで見た「るろうに剣心伝説の最期編」にも使われていた。
これで案内表示が「安楽律院」の理由は分かったが大津市も、もう少し観光に利用すればと思う。
苔むした石段を上ると広々とした趣のある明るい空間が広がっていた。


■飯室谷不動堂の四差路右に安楽律院の案内表示
■階段を少し上るとすぐに山道、7~8分上りが続く


■安楽谷の入り口、結界、「これより心身を清め霊感に触れるように」と書いてあるそうです
■こちらは「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」ですね


■幅広の見事な石畳を降りると再建された山門に到着
■苔むした石段を上ると広々とした境内


■現在の本堂、今でも年4回ほど法要が行われているらしい
■秋の気配は感じるが紅葉しているのはこの木だけ


■本堂などの建物跡の敷石が向かって左(南)側全面に残っている
■手前の黒いところはイノシシがミミズを捕った鼻のあと


■向かって右(北)奥の階段を上ると開祖叡桓や江戸中期に厳しい戒律主義を唱導して復興した霊空、妙立の墓が並んでいる


■妙立大和尚の墓
■開祖叡桓大禅師の墓


■右奥に新しい収納庫らしき建物、この左側には朽ち果て崩れ落ちた建物跡(茶室)
■現在の小さな本堂


■左奥の山すそにある藤原定家の歌碑、京極黄門定家碑となっている
■「ふむだにも縁なるてふ此山の土となる身はたのもしきかな」と刻まれている


■左(南)奥の石仏と石灯篭
■左奥高台にある宝篋印塔


■境内上から見た山門
■苔むした老木
風呂混合栓 水漏れ修理をするがスッキリしない。
一つの木に赤白ピンクの花が咲いている
ペットボトルで作るマスクフレーム
笑門来福
スマホのアンテナが立たない、電波の入りが悪い原因
最近の食パンは、カビが生えないの?
大津市 新型コロナのワクチン接種予約をしてみて感じた疑問点など
殺菌灯(紫外線UVC)で新型コロナウイルス対策
一つの木に赤白ピンクの花が咲いている
ペットボトルで作るマスクフレーム
笑門来福
スマホのアンテナが立たない、電波の入りが悪い原因
最近の食パンは、カビが生えないの?
大津市 新型コロナのワクチン接種予約をしてみて感じた疑問点など
殺菌灯(紫外線UVC)で新型コロナウイルス対策
この記事へのコメント
爽やかな秋空の下、健脚ぶりが羨ましいです!
写真と解説がいいですね、とてもわかりやすくて。
律院という言葉がいいですよね、傅教大師最澄が奈良仏教に
落胆して止観院を造ったのもこの律という問題でもあったと
思いますね。
特に飯室谷はことの他厳しかったところのようです。
益々の健脚に敬服です!
写真と解説がいいですね、とてもわかりやすくて。
律院という言葉がいいですよね、傅教大師最澄が奈良仏教に
落胆して止観院を造ったのもこの律という問題でもあったと
思いますね。
特に飯室谷はことの他厳しかったところのようです。
益々の健脚に敬服です!
Posted by がり at 2015年11月16日 00:44
歩いていかれたんですね。2、3度行ったのですが単車なのでえらそうなことは言えません。
安楽律院ですが戦後まなしに放火で焼失したそうですが、だれが何の目的でもってと調べたのですがわからず終いです。飯室堂ですが荒れ果てていたのを、酒井阿闍梨の師匠の箱崎文応阿闍梨が再興したと聞いております。この箱崎阿闍梨ですが何でも伝説の行者らしいのですが、その人物像を知りたいのですがそのままになっています。
それにしても飯室堂から安楽院は魔界の地ですね。ここは本当の比叡山かと思います。
安楽律院ですが戦後まなしに放火で焼失したそうですが、だれが何の目的でもってと調べたのですがわからず終いです。飯室堂ですが荒れ果てていたのを、酒井阿闍梨の師匠の箱崎文応阿闍梨が再興したと聞いております。この箱崎阿闍梨ですが何でも伝説の行者らしいのですが、その人物像を知りたいのですがそのままになっています。
それにしても飯室堂から安楽院は魔界の地ですね。ここは本当の比叡山かと思います。
Posted by 吉祥 at 2015年11月16日 08:26
がりさん こんにちは。
飯室は、がりさんに何回か連れていってもらっていますが境内を一周したのは初めてです。
安楽律院の雰囲気も最高でした。
がりさんがあの起伏の多い山道を車で行ったのは感心します。
奈良坂も通ってみたいし、横川からも降りてみたいし、日吉の律院も行ってみたいし、焦りますね。
飯室は、がりさんに何回か連れていってもらっていますが境内を一周したのは初めてです。
安楽律院の雰囲気も最高でした。
がりさんがあの起伏の多い山道を車で行ったのは感心します。
奈良坂も通ってみたいし、横川からも降りてみたいし、日吉の律院も行ってみたいし、焦りますね。
Posted by 爺爺の手習い
at 2015年11月16日 11:24

吉祥さん こんにちは。
いつもありがとうございます。
吉祥さんのブログを参考にしていってきました。
何度でも行きたくなるところですね。
歩いた距離は10km程度でした。
箱崎阿闍梨のことも書こうとして調べたのですが「比良八講」に詳しく出ていました。
http://www.hira-hakkou.net/hakozaki.html
いつもありがとうございます。
吉祥さんのブログを参考にしていってきました。
何度でも行きたくなるところですね。
歩いた距離は10km程度でした。
箱崎阿闍梨のことも書こうとして調べたのですが「比良八講」に詳しく出ていました。
http://www.hira-hakkou.net/hakozaki.html
Posted by 爺爺の手習い
at 2015年11月16日 11:31

★★★ロシア語のスパムが多いので暫くは会員のみにしています。★★★